古文文法 接続助詞「に」
古文文法 接続助詞「に」

■視点
【接続】 連体形-

【意味】
・逆接確定条件 「ノニ・ケレドモ」
・順接確定条件 「ト・トコロ」
・原因条件    「ノデ」


■例文

【その1】
1.我一人さかしがり、抱きもち給へりけるに、この人に息をのべ給ひてぞ悲しきこともおぼされける

2.よろづのこと、来し方行く末思ひ続け給に、悲しきことさまざまなり

3.これかれそそき侍らむもうるさきに、異を厚くしてまゐらせむ



【その1の解説】
1.逆接確定条件
「自分一人がしっかりし、(侍女を)抱きかかえていらっしゃった、この人を見てほっとなさって悲しいこともお考えになられた」
A:「自分しっかり=緊張」
B:「ほっとする」
A対比B

2.順接確定条件
「いろいろなことを、過去と未来をお考えになる、悲しいことはさまざまである」
A:「考える」
B:「悲しいことはいろいろある」
A→B

3.原因条件
「あれこれと忙しくしますのもわずらわしいので、別のを厚くして差し上げましょう」
A:「わずらわしい」
B:「別のを差し上げる」
A→B
ラベル: edit post
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